この記事ではキーワードの種類とその特徴についてご説明します。
キーワードには様々な種類がありそれぞれ異なった特徴があります。
自分のブログの運営方法にあったキーワードを見つけるためにも、キーワードについての知識を深めましょう。
検索需要とライバルの関連性
まずはキーワードの検索需要とライバルの関連性についてご説明します。
一般的にライバルの強さは、検索需要の多さと比例する関係にあります。(例外もあります)
検索需要の数値に明確な定義はありませんが、以下は検索需要とライバルの関連性を図にしたものです。
このように検索需要が多くなるとライバルも増え強くなると考えて良いでしょう。
またキーワードは検索需要により4つのタイプに分けられます。
数字は月間平均検索需要です。
- 100~1,000 = ニッチキーワード
- 1,000~1万 = スモールキーワード
- 1~10万 = ミドルキーワード
- 10万以上 = ビッグキーワード
検索需要が10万を超えるようなビッグキーワードの場合、それだけ多くの人に検索されている人気のあるキーワードということ。
必然的に集客率がよくなるため、大手企業が競合しながら検索順位の上位を占めるでしょう。
そのため検索需要の多いビッグキーワードでは、個人のブログが上位表示を狙うのは極めて難しいと言えます。
逆に検索需要が1,000以下と少ないニッチキーワードの場合、あまり検索されないキーワードであるということ。
先ほどとは反対に、集客率が低いことから企業などの強豪ライバルは不在であるため、個人のブログが上位表示を狙うことは十分に可能です。
キーワードを選ぶ際には、検索需要とライバルの関連性を考慮し自分のブログに最適なものを選ぶようにしましょう。
複合キーワード
キーワードには「複合キーワード」と呼ばれるものがあります。
これは複数の単語を組み合わせてできたキーワードで、2語またはそれ以上の単語からなるキーワード全てを指します。
「2語キーワード」や「3語キーワード」、「4語キーワード」と呼ぶこともあるでしょう。
それら複合キーワードの特徴は、以下の図のようにワードが増えると検索需要が比較的少なくなり、ライバルが弱い可能性があることです。
また複数の単語の組み合わせのため、読者の検索意図が読みやすく記事が書きやすいという特徴もあります。
デメリットとしては、検索需要が少ないが故にアクセスが集まりにくいことがあげられます。
しかし個人ブログが上位表示できる狙い目のキーワードと言えるでしょう。
キーワードの寿命について
キーワードには検索される期間を表すレンジという考え方があります。
「キーワードの寿命」と言ってもよいでしょう。
キーワードの寿命(レンジ)は下の3つにわかれます。
- ショートレンジキーワード
- ミドルレンジキーワード
- ロングレンジキーワード(またはロングテールキーワード)
下の図のように検索されるタイミングや期間にそれぞれ違いがあり、それはアクセス数の変化から見ることが出来ます。
以下で詳しくご説明します。
①ショートレンジキーワード
ショートレンジキーワードは短期間だけ検索されるキーワードで、代表的なものは芸能人ネタや事件、事故などです。
瞬間的に大量のアクセスを獲得できますが、検索される期間は数日~数週間程度と大変短い間です。
ネタの特性上、個人への人権侵害や写真の無断使用による損害賠償請求など、トラブルが起きることもあります。
最悪の場合、アドセンス規約違反とされアカウントの凍結やはく奪の可能性もあります。
ショートレンジキーワードは爆発的なアクセスが集まり報酬も一気に増えますが、以上のようなリスクがあることも理解しましょう。
②ミドルレンジキーワード
ミドルレンジキーワードは、ある特定の時期や話題になると検索されるキーワードのことです。
季節のイベントに関連するようなキーワードがこれにあたります。
例えば「花火大会」や「雪まつり」などの季節のイベント、または「ハロウィーン」や「お正月」などの例年行事はミドルレンジキーワードを使ってアクセスを集められます。
ショートレンジと違い、一度きりの使い捨てキーワードではないと言えるでしょう。
またライバルとの競合においても、ミドルレンジキーワードは有利な点があります。
それは「次回検索される時期までに上位表示出来ていれば良い」という部分です。
例えば本年のお正月には上位表示できずとも、翌年のお正月までに上位表示できればアクセスを集めるチャンスはまだあるということです。
そのような意味では、ミドルレンジキーワードは十分資産になり得るキーワードと言えるでしょう。
③ロングレンジキーワード(ロングテールキーワード)
最後のロングレンジキーワードは、上の2つのような一過性のネタや季節に左右されず、通年を通して長く検索されるキーワードのことです。
毎日一定のアクセスを見込めるため長期間において資産性のあるキーワードと言えます。
しかし爆発力がないため短期間で大量のアクセスは期待できません。
そのため検索エンジンから評価を得るのに時間がかかりドメインパワーが育ちにくいという欠点があります。
以上がキーワードの種類とその特徴です。
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