この記事ではトレンド記事に必要なネタの探し方についてご説明します。
基礎編である今回は、トレンドネタのタイプ別におすすめできるサイトをご紹介。
それぞれのサイトにはどのようなネタがあるのか、解説していきます。
SNSから探す
まずはSNS系のネタです。
SNSにも様々なプラットフォームがありますが、探せるネタも実に多種多様です。
瞬間的に爆発するものも含め、トレンド記事のネタの種類としてはほぼ全てを網羅しています。
以下はSNS系でよりメジャーなネタです。
- 生活密着系
- 芸能
- 政治
- 新商品やサービス など
そしてより速報性が高く拡散性のあるネタを探したい場合には「Twittrend」がおすすめです。
このサイトではTwitterのトレンドワードを以下の5つの方法で確認できるためTwitter以上に便利と言えます。
- リアルタイム
- 時間帯指定
- 過去の日時指定
- 主要都市指定
- 国指定
また表示されるトレンドワードは50位まで確認でき、Twitterの30位を上回ります。
1万件以上のツイートがあるトレンドワードは下の画像のように件数が表示され、どのワードに話題が集中しているかが一目でわかるでしょう。
では実際にどのようなネタがあるのか見ていきましょう。
まずはテレビネタです。
番組名や出演者の名前がハッシュタグつきでトレンドワードになっています。
続いてはTwitterではお馴染みのアニメネタです。
ツイート件数が多いことから話題性が高いことがわかります。
最後は季節のイベントネタです。
ハッシュタグはついていませんが、ツイート件数が200万回に近いものもあります。
またブルームーンは2~3年に一度、特定の月に2日ほどしか見られない現象です。
このようなレアなイベントなどは一過性ではありますが話題になりやすいでしょう。
TwitterなどのSNSでは「バズ」と呼ばれる爆発的な話題が生まれる時があります。
バズはSNSのプラットフォーム内にとどまらず、Yahooやライブドアなど大手ニュースサイトで取り上げられるほどの威力があります。
短中期のトレンドネタを探すうえでSNS系の情報はやはり見過ごせません。
ニュースサイトから探す
次はニュースサイト系のネタです。
ニュースサイトで取り上げられる話題は、情報に信頼性がありすでにある程度まとめられていることが特徴です。
情報の発信元は企業や大手サイトなどが多いでしょう。
ニュースサイトで多いネタは以下のようなものです。
- 老若男女問わず認知度の高いもの
- 議論性のあるもの
- 社会性のある話題に関連した商品やサービス
- 社会的ブームになるもの など
ニュース系のネタを探す時におすすめのサイトは「PR TIMES」です。
PR TIMESは月5,200万回のアクセスがある日本で最も多く閲覧されているプレスリリースサイト。
上場企業の約42%が利用しているというデータがあり、信頼性の高い公共機関や自治体、有名企業の最新情報をいち早く入手できます。
このサイトの特徴は以下の点です。
- 情報元の信頼性が非常に高い
- サイト内の情報はSNSや有名メディアへも配信されているため拡散性が高い
- トレンド性のある話題に関連した物販・サービス系のネタが多い
- 無料で利用可能
このサイトには具体的にどのようなネタがあるのか見ていきましょう。
下の画像は、有名ブランド「ルイヴィトン」のアンバサダーにテニスプレイヤーの大坂なおみ選手を起用するという記事です。
スポーツ選手ネタ、有名ブランドのネタと考えられます。
続いて下の画像は、生活密着型の物販系のネタです。
子育てを応援するサービスや、SNSとコラボしたコスメ商品のネタです。
またこのサイトでは、下の画像のようにキーワードによる検索もできます。
画面右側にはキーワードランキングもあり、どのワードが話題なのか一目でわかるでしょう。
ニュース系で探せるネタは、すでにネット上に存在している場合が多くあります。
しかしご紹介したサイトPR TIMESでは、新商品の発売前、新サービスの開始前に情報が配信されています。
先を見越したトレンド記事を書く時に重宝するサイトと言えます。
また、一般的な世の中の流れを掴むためにもニュースサイトのチェックは行う方がよいでしょう。
検索エンジンから探す
最後は検索エンジンから探せるネタです。
GoogleやYahooのような検索エンジンからも、トレンド記事のネタになる情報を入手できます。
検索エンジンでは実際にネットで検索されているワードを確認できるので、需要の有無がわかりやすいという特徴があります。
検索エンジンで探せるネタの種類は、大衆が興味関心のある話題そのものです。
そのためトレンドネタの種類としては、比較的話題の大きい以下のようなものがあげられます。
- 社会性の強いもの
- 事件や事故
- 国内だけではないワールドワイドな情報
- 著名人の動向
- 季節のイベント など
現在、検索エンジンのシェアはGoogleが主流となっています。
以下は2020年1月~2021年1月の検索エンジンのシェアの割合です。
パソコンからの検索
参照:Desktop Search Engine Market Share Japan Jan 2020 – Jan 2021 / Statcounter GlobalStats
Google 77.53%、Yahoo 13.82%、Bing 8.11%
スマホからの検索
参照:Mobile Search Engine Market Share Japan Jan 2020 – Jan 2021 / Statcounter GlobalStats
Google 75.32%、Yahoo 24.07%、Bing 0.23%
Googleの検索エンジンは、パソコン、スマホともに70%以上を占めているのがわかります。
その点からも以下のツール「Googleトレンド」を活用し、より現実的なトレンドワードとその需要を確認することは有益と言えるでしょう。
Googleトレンドは、Googleが無料で提供しているトレンド分析ツールです。
トレンドワードの人気傾向をチャートで見られるため、瞬間的なトレンドに限らず中長期的な動きを把握できます。
その他、このツールの主な特徴は以下の通りです。
- 検索されているワードのおおよその検索回数がわかる
- 複数のワードの人気傾向をチャートで比較できる
- チャートの変動からトレンドのタイプが分析できる
- 新しいトレンドワードが生まれる場所ではない
- 登録不要で無料で使える
では実際にどのような種類のワードが検索されているのか、ツールで確認してみましょう。
下の画像はGoogleトレンドの検索キーワードです。
左側にキーワード、右側に検索件数が表示されています。
この日は芸能、スポーツ、アニメ、技術開発など様々なジャンルのキーワードが検索されています。
続いての画像は、複数のワードの人気傾向をチャートを使て見比べたものです。
今回は「テレワーク」「在宅ワーク」「在宅勤務」と、似た意味を持つ3つのワードを例としてあげました。
意味は似ていますが、検索需要には意外にも違いがあるのがわかります。
このGoogleトレンドというツールでわかるのは、既にトレンドとなっているワードです。
そのため新しいトレンドを先取りするためのツールとは言えません。
しかし人気傾向を示すチャートを利用することによって、将来のトレンドの行方が見えてくるでしょう。
SNS、ニュースサイト、検索エンジンと、話題となるネタにはそれぞれ特徴があり、流行するタイミングや規模などにも違いがあります。
そのためどれか1つのプラットフォームだけをみてネタを探すよりも、全てを通してトレンド情報を集めるという考え方をすると良いでしょう。