この記事では「エンゲージメント」について説明していきます!
エンゲージメントとは?
「アナタのツイートに対して発生したイベントの回数」のことです。
エンゲージメント(Engagement)は和訳すると「婚約」「約束」「絆」という意味。
これが転じて、マーケティング(ビジネス)においては「商品が消費者にリーチすること」を意味します。
ツイッターにおいては、「あなたのツイート(商品)が、それを見たユーザー(消費者)にリーチすること」を表すというわけです。
- リツイートした
- クリックした
- お気に入りした
要は、エンゲージメントはこれらの行動の合計数ということです。
エンゲージメントの確認方法
個別ツイートのインプレッションやエンゲージメントはツイッターアナリティクスを開かなくても閲覧できます。
①ツイートをタップして詳細を開く
②「ツイートアクティビティを表示」を選択。
インプレッション同様、この方法でエンゲージメントは確認できます!
エンゲージメント総数の内訳
エンゲージメントは、「エンゲージメント総数」と表示されます。
こちらはいくつかの項目の総数となっています。
ここからはエンゲージメントの各項目について解説しますね!
メディアのエンゲージメント
そのツイート内に添付されている画像やビデオがクリックされた回数が表示。
リンクのクリック数
そのツイート内に記載されているURLリンクがクリックされた回数が表示。
詳細のクリック数
リツイートなどの際に、ツイート内に埋め込まれているコンテンツがクリックされた回数が表示。
いいね・リツイート・返信の数
そのツイートについたいいねや返信の数、またリツイートされた回数が表示。
プロフィールのクリック数
そのツイートを見たユーザーが、ツイート主の名前・ユーザー名・プロフィール画像をクリックした回数が表示。
ハッシュタグのクリック数
そのツイートを見たユーザーが、ツイート内にあるハッシュタグをクリックした回数が表示。
ここからはエンゲージメント率について説明していきますね。
エンゲージメント”率”
大きく分けて2つ解説していきます。
- エンゲージメント率について
- エンゲージメント率を上げる方法
まずはエンゲージメント率について!
エンゲージメント率とは?
エンゲージメント率は「ある投稿に対してどれくらいのエンゲージ(反応:いいね、クリック、シェアなど)があったか」を計る指標のことです。
単純にフォロワー数を増やすだけではSNSマーケティングがうまくいくとは限りません。
エンゲージメント率を意識することで、投稿に対する閲覧者の反応・関心の度合いを把握しながらメディアを運用することができるということです。
エンゲージメント率が高いとどうなるか?
エンゲージメント率が高いと「露出」が増えます。
エンゲージメント率が高い=投稿を通してユーザーと交流ができているということ。
逆にフォロワー数は多いのにエンゲージメント率が低い場合は、その投稿がユーザーの共感を得られていないということです。
一般的にエンゲージメント率が高い投稿は、各SNSのアルゴリズムによって投稿の露出のチャンスが増える傾向にあります。
エンゲージメント率は高いだけでよいのか?
エンゲージメント率は高ければ良いというわけではありません。
エンゲージメントにはポジティブなものだけでなく、ネガティブなものも含まれます。
いわゆる炎上商法のように、ネガティブなエンゲージメントが増加した場合にも数値上は高いエンゲージメント率として計測されます。
計測を行う際には、数値だけにとらわれることなく、閲覧者がどのような感情で反応してくれたかについても考慮するようにしましょう!
エンゲージメント率の計算方法
エンゲージメントには、ツイートに対する以下のような反応が挙げられます。
- いいね
- リツイート
- 返信
- ツイートの詳細閲覧
- 投稿からのフォロー
- 画像、動画のクリック
- リンクのクリック
- プロフィールのクリック
ツイッターのエンゲージメント率は以下の計算式によって算出されます。
ツイッターのエンゲージメント率
ツイッターのエンゲージメント率は以下の計算式で表されます。
エンゲージメントの総数÷インプレッションの合計数×100
※各SNSによってエンゲージメント率の計算方法が違います。
このエンゲージメント率を高めることによって、フォローしていないユーザーにも「最近のハイライト」として表示されるようになります。
このように本来はフォローしているユーザーにしか見てもらえないツイートをより多くのユーザーに見てもらうことで、フォロワー数を伸ばすことも期待できます。
エンゲージメント率を上げる方法
エンゲージメント率を上げる方法はこの3つ。
- ペルソナを設定する
- ユーザー目線のコンテンツを作る
- ユーザーとコミュニケーションをとる
3つのポイントを押さえて効率的にエンゲージメント率を向上させましょう!
ここからは、上記3点について深堀りしていきますね。
①ペルソナを設定する
SNS運営でよく見る間違え。それは、万人受けする内容を意識して投稿した結果、誰にも共感してもらえずエンゲージメント率が低くなってしまうこと。
そこで重要なのがペルソナの設定です。
ペルソナとは読み手の人物像のことで「30代男性、中小企業の係長、朝の通勤時間にスマホで経済ニュースをチェックする」などできる限り具体的に設定します。
ペルソナを設定する際には具体的なユーザーの顔が思い浮かぶくらいまで、細かく想定するようにしましょう。
②ユーザー目線で最適なコンテンツを作る
①で設定したペルソナから以下のことを想定しましょう。
- その人はどのような情報が好きか?
- 何時頃にその情報が見たいか?
- どんなふうに検索をするのか?
ペルソナが具体的であればあるほど、ユーザー目線でのコンテンツ作成は行いやすくなります。その人のことを考え、コンテンツに落とし込んでいきます。
しかし、具体的にペルソナを設定できたものの、コンテンツ作成者とのギャップが大きいとそのペルソナが何を求めているかが分からないことも少なくありません。
その場合は、ペルソナにあてはまる人物を対象にしたインタビューをしてみよう。
- ユーザーの嗜好
- ユーザー生活リズム
- ユーザー抱えている悩み
これらの情報を知ることで、共感できるコンテンツを作成することができます。
③ユーザーとコミュニケーションをとる
身近なメディアでも、一方通行のコミュニケーションになるメディアってありますよね。
【例】 ・テレビ ・ラジオ ・広告 |
これらのメディアではユーザーの反応をリアルタイムで知ることが難しいと思います。
一方SNSではユーザーとリアルタイムで双方コミュニケーションをとりやすいことが大きな特徴だと思っています。
投稿を見てくれたかどうかを知ることができるだけでなく、投稿に対する興味・感想をコメントという形で確認することができますよね。
また、投稿者がコメントに対して返信をすることによって「投稿者がきちんと反応してくれたから、またコメントしよう」という気持ちになります。
これらのことを1つずつやっていくことができれば、継続的にエンゲージメント率を高めることができると思います。