この記事では物販の1つである「eBay輸出」についてご説明します。
日本ではあまり馴染みのない「eBay」。
聞いたことはあっても、詳しく知らない方もいるのではないでしょうか。
eBayとは何か、eBay輸出とは何か、そしてeBay輸出に取り組むうえでのメリットとデメリットについてご説明します。
eBayとは?
eBay輸出についてご説明する前に、まずはeBayとは何かご説明します。
eBayとは、アメリカに本社をもつ世界最大のネットオークションサイトです。
オークションサイトでは世界最多の1.6億人が利用。
出品者は2,500万人にのぼり、約190カ国に出品可能です。
カテゴリーは3,000種類を超え、出品数は12億。
まさに超巨大オークションサイトと言ってよいでしょう。
その規模を日本の大手オークションサイト、ヤフーオークションと比べてみましょう。
- eBay
販売額:10兆(2015年)
利用者数:1.6億人(2015年)
常時9.5億品以上の商品が出品 - ヤフーオークション
販売額:8.966億(2016年)
利用者数:1.000万人(2013年)
常時5.000万品以上の商品が出品
どの数字を見てもまさに比べ物になりません。
eBayは海外では知らない人はいないほど非常に人気のあるオークションサイトなのです。
eBay輸出とは?
では本題であるeBay輸出とは何かご説明します。
eBay輸出とは、世界最大のオークションサイトeBayを使って、日本の商品を海外に向け販売するビジネスのことです。
ebayを使えば、一度に約190ヵ国へ向けて商品の販売が可能です。
そのため集客の心配をする必要はまずありません。
日本国内ではさほど人気のない商品でも、海外では思わぬ評価があり利益がでることもあります。
eBayで商品を販売する仕組みは日本のヤフーオークションと変わりません。
商品紹介のページを作成し、商品の状態や写真を載せます。
そしてeBayでよく売れる商品の特徴も、日本のヤフーオークションと同じと言えます。
以下のような商品はeBayでも非常に人気です。
- 限定品
- 一点物
- 中古品
- 廃盤品
また、海外には日本よりも多くのコレクターが存在します。
欲しいものには出費をいとわないコレクターがたくさんいるので、思いがけない額で売買が成立することもあるでしょう。
オークションだけではなく、即決価格での販売も可能です。
収益を急ぐ場合はそちらの販売方法を選ぶとよいでしょう。
さらにeBayでは無在庫物販もOK。
そのため物販ビジネスのデメリットである在庫過多を心配する必要はありません。
しかし、無在庫が原因でトラブルが発生した場合、アカウント制限の処分を受ける可能性があるので十分に気を付けましょう。
eBay輸出のメリットとデメリット
ではeBay輸出のメリットとデメリットを見ていきましょう。
eBay輸出では、海外のプラットフォームを利用するがゆえに特有のデメリットがあります。
しかしそれら全てにおいて対応策があります。
過剰に心配することはありません。
まずはメリットから見ていきましょう。
メリット
- 収益が早く出る
- 高額な初期投資が不要
- 無在庫でも利用できる
- 即金性が高い
- 様々な商品に需要がある
物販ビジネス全般に言えることですが、初収益までが早いというメリットがあります。
さらにeBayの場合は利用者が多いため、販売初日に利益がでることもあるでしょう。
こちらもeBayに限ったことではありませんが、オークションでは、自宅にある物やあなたには不要な物ですら立派な商品に変わります。
そういった意味では、初期投資は最小限ですむでしょう。
またeBayは無在庫での利用も可能です。
明確に公表しているわけではありませんが、無在庫での利用が禁止されているわけではありません。
ユーザーとのトラブルさえ回避できれば、無在庫物販は物販ビジネスを行うにおいて、最大のメリットです。
eBayの決済にはpaypalが使われています。
paypalの出金処理はとても早く、最短の場合、出金依頼をした翌日には銀行口座へお金が振り込まれます。
次の商品を仕入れるためにも、即金性が高いのはメリットの1つと言えるでしょう。
日本国内とは違った商品に需要があるのはeBayの魅力の1つです。
日本製品の質の高さを知るユーザーには、日用品にも需要があります。
「簡単に手に入らないものは、少し高くとも購入する」
eBayにはこのように考えるユーザーが多くいるのです。
この点をよく理解して取り組むことで、eBay輸出で成功する可能性はより高くなるでしょう。
デメリット
- 使用するサイトは英語のみ
- 商品を海外へ郵送するため、予期せぬ配送トラブルがある
- 手数料がかかる
- 初めのうちは出品制限がある
eBay最大のデメリットは、使用するプラットフォームが全て英語という点かもしれません。
アカウント作成から出品、ユーザーとのやり取りに至るまで全て英語です。
しかし、心配する必要は全くありません。
なぜなら、ほぼ全ての英文はネットの翻訳機能を使えば、容易に日本語に訳せるからです。
Google翻訳などは無料で簡単に使えるので、活用しない手はありません。
海外への発送がともなうeBay輸出では、配送中に商品が破損する、または紛失するなどの予期せぬトラブルが起こりえます。
そのような場合に備え、必要があれば保険加入を検討してください。
配送時に破損・紛失した場合には損害賠償金が受け取れます。
ユーザーに返金を求められても、その賠償金でカバーできるので損失にはなりません。
既存のプラットフォームを利用する以上、手数料はどうしてもかかってしまうものです。
eBayも例外ではありません。
一番簡単な対策としては、商品代金に手数料を含ませてしまうことです。
出品が増えるとその分手数料もかさむので注意しましょう。
eBayにはリミット(出品制限)というルールがあります。
これは1度に出品できる商品の数を制限するというルールです。
収益を大きくするためにも、このリミットをなるべく早く解除してもらいましょう。
そのためには月に1度、リミット交渉をする必要があります。
また、着実に販売実績を重ねることで、自動的にリミットが解除されることもあります。
以上がeBay輸出のメリットとデメリットです。
世界へ向けて物販を行うことで、確実にビジネスの幅が広がります。
日本国内だけではなく、世界のマーケット事情を把握できるでしょう。
日本製品が簡単に手に入る強みを活かしたビジネスを、eBay輸出で実現しましょう。